it1

塗装をしている人に聞くと、1軒の給油所をだいたい1日か2日で塗り替えてしまうという。静岡県内の九州石油もすでにいくつかは工事が終わったらしい。これは大変なイベントをみすみす見逃すことになるかもしれない。なんとしてもこの時期を逃さず九州石油の最後の姿を記録しなければ、と思い立った。それが飛び立つStork(九州石油のトレードマークになっているコウノトリ)を追う旅の始まりだった。

まずいつも群馬方面に繰り出すとき通る254号東松山バイパスの九州石油の給油所を撮影しておかなくてはと思った。254号沿線は嵐山にも1つ、小川町バイパスにもセルフが1つある。いずれENEOSカラーに塗り替えられるだろう。

ところがその後、茨城・栃木方面の給油所を回る予定が重なって、埼玉を後回しにしてしまったのである。茨城や栃木はもともと九州石油の給油所が少ない。そのこともいま進行していることに対する注意を怠る原因になった。

it2

工事の3ヶ月後に再訪してみると、すっかりENEOSの給油所として表情が板についていた。ちょうど同時期にお隣のすかいらーくもガストに変身している。

次のページ