Posts tagged 看板

自動車修理工場 [6] 北関東の整備工場

私鉄線の踏切の遮断機が上がるのを待っている間、なにげなく目をやった道路沿いの建物にちょっと驚いた。 じつにみごとな扁額である。まるで篆刻のようでありながら、いまでも通用するポップな感覚の文字が、几帳面に一寸の乱れもなくト […]

夢の看板

あたりまえのことではあるが、オモチャ屋の看板ほど子どもの心を踊らせるものはない。 この看板はすでに使われなくなった店舗の屋根で朽ちようとしているが、なかなか手の込んだアクリル板の曲げ加工と貼り合せがしてある。今はこんな手 […]

美容室建築 [41] 富士山の見える理髪店

商店街が住宅地にとけこんでいくあたりにある理髪店。屋号にあわせて白雪を冠した富士山がレリーフになった看板が目に飛び込んできた。 かつては角タイル貼りであっただろうと想像される部分はレンガタイルで新しく改修され、窓も換装さ […]

パチンコ看板職人

世の中にはその道の巨匠とか斯界の権威と呼ばれる人がいて、そういう人に図案や意匠を頼むとべらぼうな金額のギャラを要求されるが、それでも巨匠なんだからそれぐらいの報酬は当たり前だと、平気でまかりとおっている例がいくらでもある […]

山彦旅館

夏になると入道雲を見るのが楽しみだ。 東京で見る入道雲は、はるか遠く房総半島のさらに向こうにあって、追いかけても追いかけても近寄ることができないような気がする。 甲府盆地は文字通り山が屏風のように四方を囲んでいることもあ […]

ホテルロイヤル

第149回直木賞は桜木紫乃氏の「ホテルローヤル」が受賞した。 これはその小説とは何の関係もない、道端の看板だ。 5月にしては照りつけるように暑い豊前の国道を走っていて、偶然見つけた。行橋市にはいまもTOTOの工場があるが […]

スライム・ハウス

住宅地をゆっくりと走っていると、おお、と思わず声をあげるような家屋が目に入った。まるで緑色のスライムが空から落ちてきたように、植物によって家屋全体が覆い尽くされている。しかもその葉の繁り方の勢いや密度が普通ではない。 ど […]

美しい看板文字

これは山口県の小さな田舎町で、偶然通りかかったカラオケスナックの看板だ。 どう見ても、もはや道という字の原型を留めていないのに、それでも道としか読めないその字崩しの妙はすばらしいが、さらに驚くべきことにこの図案の中には、 […]

アイルランドでパチンコを

用事があって伊豆大島に行ってきた。夜10時に竹芝桟橋を船で出て翌朝6時半に伊豆大島に到着、その日の午後2時半にまた同じ船に乗って夜7時に東京に戻ってきたので、実質的な滞在時間は半日もない。 伊豆大島の人口は8000人。港 […]

呼ぶ声がしたのか

この写真は近所にある街の電器屋さん。昔はどこの町内にでも一軒はこういう店があったものだ。先週7月7日、前を通るとその隣にあった建物が取り壊されていた。ここに電器屋があることはよく知っていたが、その隣にどんな建物があったか […]

たかさご食堂

4年前の12月にこの写真を撮った。東京の冬らしい澄みきった空にまだ低い角度から差す朝日がまぶしく、背にした電柱や電線がくっきりと黒い影を落としていた。 いつかこの店の営業中に、それも影の出にくい曇天の日にもう一度撮影して […]

赤い鳩

世の中が鳩だ鳩だと騒がしいので、鳩の看板でも貼っておくか。

どこかで見たような子供

このブログは、最近のくだらない政局の抗争とは無縁でいたいとつねづね思うのだが。 さて、これは先日群馬県下の小さな町で見かけた交通安全の看板。 なんか子供が妙に大人びた表情をしているのが気にかかる。 しかも二人とも、どこか […]

ランドリー建築 [1]

美容室、材木屋とならんで、ランドリー建築もずっと目が離せないでいる。 クリーニング店と言うと、クリーニングチェーンの取り次ぎ店を連想する人もいると思うのであえてランドリーと呼んでみたが、洗濯から仕上げまですべてそこでやっ […]

おどろきの価格と品揃えなのか?

以前からずっと気になっていた店舗の看板だが、 supplyは可算名詞なので、複数形はたしかにsuppliesであるが、 カタカナでサプライズと書かれてしまうと、そういう意味ではなく、 文字通り「あっとびっくり」だ。 もし […]