先日、ある人が列車の中にGPSロガーを置き忘れて無くしてしまったという話を聞いた。本人に確認したわけではないが、察するにGPS波をロストするのを懸念して窓際に置いておいたために、うっかり忘れて下車してしまったのだろう。

僕はholux m-241というGPSロガーを使っている。僕の友人知人にもm-241を使っている人がとても多い。ところが見ているとみんなGPS波が途切れるのを警戒して、なるべく建物の影にならないところを選んで歩いたり、電車や車の中ではわざわざ窓際の場所に座っている。もちろんm-241はバッグの外に結びつけて、できるだけ遮へいするものがないように気をつけているようだ。

しかし、僕は自分自身の体験からm-241はそんな心配など無用と以前から主張している。ポケットの中に入れっぱなしでも正確にログが取れているし、どんなに鬱蒼とした森の中でも、谷底のような場所でもログが途切れたことはない。

先月、山形県内をレンタカーで走り回った。そのときm-241を車内のどこに置くか考えて、ダッシュボード下のドリンクホルダーの凹みに入れておいたが、2日間で約600km走って、エラーはまったくなく、全行程を5秒のインターバルでしっかりとログが記録されていた。

この週末、また山形に行ってきた。こんどは思うところがあって、わざわざm-241をジャケットの左胸のポケットに放り込み、しかもポケットの口についているファスナーを閉じて行動した。m-241は上になる面が指定されているが、ポケットの中で横倒しになっていようが、逆立ちしようがまったく構わずに2日間過ごしてみた。今日は早朝に山形市を出発してから月山を越えて庄内地方に至り、その後東京に戻ってくるまで新幹線に乗った行程も含めて自宅にたどり着くまで690kmを移動した。新幹線では通路側に座っていたが、長いトンネル内が一部ショートカットになっている以外は、まったく問題なく全行程が記録されており、前々から主張していたことを完全に裏付ける結果を得た。

もう一度、書いておきたい。m-241を露出して使う必要はない。ポケットに入れたままでも見事なほどキレイな足跡を記録してくれるのだ。列車内でも窓際におくようなリスクをあえて取る必要はない。そのことがもっと早く伝わっていれば、その人も列車内に置きわすれるという失敗をしなかったものをと思うと、本当に残念でならない。