これは先日鹿児島のかなり辺鄙な場所で発見した古い出光の給油所の防火壁に残っていたアポロ像だ。
アポロ(アポロン)の名のとおり、このまま古代ギリシャの遺跡にあってもおかしくないような風化のあじわいがある。

ところで、この女神の横顔に描かれた耳に注目すると、なにやら数字の3のように見える。
実は、この耳は出光の「みつ」にひっかけて、数字の3にしてあるという話が昔からある。

こちらは2006年の1月に発表され、順次書き換えが進んでいる新しいアポロのマークだが、新モデルでは耳は単純化されて3が消失している。
この3の耳の話が本当なのかどうか確認したいのだが、どこにも信用できる記録がない。Wikipediaの「出光興産」の項にもそのとおりの記述を見つけたが、出典が明記されていない。出光興産のHP内で検索しても、出てこない。つまりこれは単なる都市伝説のひとつにすぎないのだろうか。

これまでMobil中心だった自分のガソリンスタンド巡りも、最近Shellと出光にぐっと惹かれはじめている。Shellは最近のものはダメダメなんだが、昭和40年代までのものは本当に魅力的な建物が多い。
いっぽうで出光はこの2006年のビジュアル・アイデンティティーの変更以来、古い建物でもぐっと魅力が増したように思う。

【お知らせ】本店に掲載中の特集「壁のイコン」を改訂しました。
14ページ目を上の古いアポロン像についての記事に差し替えましたのでぜひご覧下さい。