南九州の夕暮れ。県道から旧一級国道に出るT字交差点で信号待ちをしている目の前にあったパーマ屋。

akasaaka

このささやかで控えめな、幅一間半にも届かない小さな建物が、そのすべてなのか。それとも右側に連なる大きな建物も含まれるのか。
赤信号で止まらなければ、パーマ屋であることに気がつかなかったかもしれない。
すでにかなり日が暮れてきた。ヘッドライトに集まる虫が、ヘルメットのシールドにぶつかっては無残な死を告げている。