BBic

これは相当に古い物件だ。確認したわけではないが、築60年いや、70年ぐらいは経ているかもしれない。開閉頻度が高く傷みの早い入口扉をアルミ製に換装した以外は、すべて木製の窓桟が残っていて、道路に面した側はすべて窓に当てることで採光性を最大にしているところなどは、古い理容室建築のセオリーどおりになっている。
窓下の部分にはタイルに模したトタンの化粧板が貼られているが、向かって右側の端は石材による装飾的なコーナーが設けられ、煙草屋の店先の出窓のような構造となっている。しかし店内のレイアウトはその側の壁に鏡が拵えてあるはずなので、これはあくまで飾りとして作ったものだろう。同じ石柱のデザインが左端の入口部分にも用いられているところが面白い。

BBic2