Archives for roadside

山彦旅館

夏になると入道雲を見るのが楽しみだ。 東京で見る入道雲は、はるか遠く房総半島のさらに向こうにあって、追いかけても追いかけても近寄ることができないような気がする。 甲府盆地は文字通り山が屏風のように四方を囲んでいることもあ […]

ホテルロイヤル

第149回直木賞は桜木紫乃氏の「ホテルローヤル」が受賞した。 これはその小説とは何の関係もない、道端の看板だ。 5月にしては照りつけるように暑い豊前の国道を走っていて、偶然見つけた。行橋市にはいまもTOTOの工場があるが […]

スライム・ハウス

住宅地をゆっくりと走っていると、おお、と思わず声をあげるような家屋が目に入った。まるで緑色のスライムが空から落ちてきたように、植物によって家屋全体が覆い尽くされている。しかもその葉の繁り方の勢いや密度が普通ではない。 ど […]

美容室建築 [36] ミネ理髪店

東京の下町。川の土手に向かうバス通り。 なんども補修した壁、幾重にも塗り重ねた青い窓枠。 端正なグリッドを作っている16枚の窓の中には、固まったペンキですでに開かなくなったものもあるかもしれない。 店の前にちょうど立って […]

美しい看板文字

これは山口県の小さな田舎町で、偶然通りかかったカラオケスナックの看板だ。 どう見ても、もはや道という字の原型を留めていないのに、それでも道としか読めないその字崩しの妙はすばらしいが、さらに驚くべきことにこの図案の中には、 […]

北九州の市場

小倉の旦過市場は全国的に有名で多くの観光客を集めているが、北九州市内には他にもまだこのような古い庶民の市場があちこちに残っている。小さなものまで数えると、100ヶ所近くあるらしい。けっこう大きな木造建築だったり、アーケー […]

食料品店建築 [7]

30年ぐらいまえには東京市中のあちこちでごく普通に見かけた八百屋のスタイル。 トタン屋根の平屋で、屋号も八百常とか八百定とか必ず八百の二文字が付いていた。大きく張出した繰り出し式のテントがついていて、午後には店の人がクラ […]

やるやる予告

もう何年も前のことだが、厳冬期のデンマーク・スウェーデン・フィンランドの三国へ給油所を撮影しに行った。その写真をはやく整理して公開しなければと思いつつ、あっという間に月日が経ってしまった。 やるやると言っておいてやらない […]

あばたもエクボとなるのか

この壁と扉が好きだった。エナメルの標識板も、換気口も、雑草も、壁のひび割れまでも、あらゆるパーツが好きだった。その前を通るたびに足をとめて写真を撮った。 2012年10月6日 2012年10月13日 2012年12月9日 […]

美容室建築 [35] 港町の美容室

こういうのを自分は「キュートな」美容室だと思っている。 小粋で、元気がよくて、ぷりっとしてる。 しかしカーテンも閉まっているし、今日は休みだろうかと思って近づいてみると、小さく控えめに「営業中」と書かれた段ボールの札がド […]

美容室建築 [34] 入口のない美容室

洋髪、御婚禮という表記から察するに、相当に古くからこの地で営業を続けてきた美容室と思われるが、すでに廃業されている。店舗の出入口が見当たらないのだが、大きく書かれた屋号の下、四つ角に面したところが元の出入口で、廃業後にそ […]

美容室建築 [33] シミズ理髪室

東京の中心、大きな通りに面して廃業した古い理髪店の建物が取り残されたように建っているのを見つけた。住居を兼ねた二階建てのファサードをタテに伸ばして大きく見せ、その裏側の屋根の上には、複雑な形状の上屋を増築している。店で使 […]

美容室建築 [32] 理容田中

ある方から、ご郷里にある廃業された理髪店をご紹介いただいたので、行ってきた。小さな城下町の中心に入って行く緩やかな坂の旧街道に面して建っている。最初Twitterの画像で教えていただいたときにはわからなかったが、現地で実 […]

美容室建築 [31] 理容ほし乃

まだ冬至まで1ヶ月以上あるはずなのに、15時を回るともう陽がかげって紅くなる。関東平野に点在する小都市のひとつで、通りすがりにみつけた理容室。おそらく戦後すぐに建った建物だろうが、何度も改修が行われた様子がうかがえる。瑠 […]

アイルランドでパチンコを

用事があって伊豆大島に行ってきた。夜10時に竹芝桟橋を船で出て翌朝6時半に伊豆大島に到着、その日の午後2時半にまた同じ船に乗って夜7時に東京に戻ってきたので、実質的な滞在時間は半日もない。 伊豆大島の人口は8000人。港 […]