Archives for roadside

美容室建築 [57] 横須賀美容院

バス通り裏の川に面して、小さな橋のたもとに建っている古い美容院の家屋。 理美容室の建築としては珍しく、窓が少なく採光性が低い。シャッターが降りている入口は、どこか小料理屋のような雰囲気も感じさせる。 しかし屋根を覆い隠し […]

美容室建築 [56] ジューン美容室

その日は一日、雨の中を走り続けることを覚悟していた。どんなに濡れても先に進まないわけにはいかなかった。 雨に打たれることよりも、大きなトラックとすれ違うたびに叩きつけられる水しぶきが惨めでつらかった。 街から次の街までの […]

美容室建築 [55] ビューティーサロン・ヒロサワ

北海道の海沿いにある小さな集落の外れで、往時はモダンな外観であったことをしのばせる廃業した美容室に出会った。 すでに壁の一部は剥がれているが、廃業後に店舗部分のすべての窓を覆うように打ち付けられた板のおかげで、建物がひど […]

美容室建築 [54] Courtney Barber Shop

沖縄に駐屯する米海兵隊基地の正門と県道をはさんだ真向かいに、平屋の古い商店家屋が数軒並んでいる。いずれも沖縄独特のセメントや漆喰でつくられた軒の低い簡素な建物の一群。そのいちばん端に基地の名前を取った床屋があったが、訪れ […]

美容室建築 [53] ホット美容室

東京の複雑な地形には、尾根を通る大通りにビルやマンションが立ち並び、その裏側の谷間には河川の名残りにそって、くねくねと細い道が続いている場所がたくさんある。その窪地にいまも残る小さな商店街の端の、商店がしだいに民家と入り […]

美容室建築 [52] Barber Shop New Standard

これまで多くの美容室や床屋を紹介してきたが、年季の入った古い建築だけを愛で、新しいものをすべて否定しているわけではない。 これは東京郊外の古い街道を走っていて、たまたま見かけた理容室。まるでアメリカ東海岸New Engl […]

自動車修理工場 [6] 北関東の整備工場

私鉄線の踏切の遮断機が上がるのを待っている間、なにげなく目をやった道路沿いの建物にちょっと驚いた。 じつにみごとな扁額である。まるで篆刻のようでありながら、いまでも通用するポップな感覚の文字が、几帳面に一寸の乱れもなくト […]

地方家具店の孤独

地方都市やその郊外を走っていると、ときどき地元家具店の大きな建物を見かける。 家具店というのはなにしろ扱う商品の一つ一つが大きいので、当然大きな建物を用意しなければ豊富な品揃えでお客さんを迎えることができない。 地域随一 […]

美容室建築 [48] 国道交差点のパーマ屋

南九州の夕暮れ。県道から旧一級国道に出るT字交差点で信号待ちをしている目の前にあったパーマ屋。 このささやかで控えめな、幅一間半にも届かない小さな建物が、そのすべてなのか。それとも右側に連なる大きな建物も含まれるのか。 […]

夢のコラボレーション2 美容室建築 [47] + ランドリー建築 [3]

しばらく前に東北地方から東京に帰る雨の山中で、大衆食堂と床屋のコラボレーションに偶然遭遇して狂喜したという話 「夢のコラボレーション 美容室建築 [45]+食堂シリーズ [15] 」 を書いたが、こんどは美容室とランドリ […]

木造の写真館

北国の肥沃な盆地の中心。とある静かな町の街道沿いで見かけた木造の写真館。 二階の奥、そこだけ洋館風に設えた大きな窓と三角屋根の部分は、おそらく撮影スタジオになっているのだろう。 玄関上方の板壁がアーチ型に変色しているのは […]

食堂大衆−食堂シリーズ [17]

「大衆食堂」ならよくあるが、これは食堂「大衆」である。大衆と言う名前の食堂は珍しい。 東北地方のとある小都市。旧国鉄駅近くの路地。朽ちかけた平屋建ての建物に、ちょっと不似合いな西洋様式の柱が二本。もとは食堂ではなく、遊技 […]

石橋食堂−食堂シリーズ [16]

すでに旧道となった一桁番号の国道と幹線県道が交差する四つ角に建っている廃業した大衆食堂。 角地にあってゆったりとした敷地のレイアウトは、街道を往き来する運転手達で賑った時代を偲ばせる。 入り口の引き戸が半分開いている。軒 […]

夢のコラボレーション 美容室建築 [45]+食堂シリーズ [15]

朝からずっと雨が降りしきる中、東京に戻るために山中の国道を小さなバイクで南下していた。交通量は多くないが、ときどき大型のトラックとすれ違うと、三角の壁のような水を頭から浴びせられ、そのたびに体勢をたて直すのに苦労した。 […]

ランドリーを巡った日

しばらく前にロンドンに数日滞在する用事があって、半日ほど時間の余裕ができた。もとより観光名所はどこにも行くつもりがなかったが、ロンドンの市民が普通の生活をしている街並みを見物しに、ただ気のむくままに車を運転してぐるぐると […]