Archives for on the road

いつも、あとで知る

アイルランドの西南の海上にSchellig Michael(スケリッグ・マイケル)という巨大な岩のような島がある。ほとんど切り立った岩だけで出来ていて、円錐形の島の頂上には6世紀頃に作られた石積みの修道院の跡があるが、も […]

春の路地裏

町工場の職人達の世界を、自ら職人である視線で描き出す小関智弘氏の著作の一つに「春は鉄までが匂った」(ちくま文庫)という作品がある。その題名を見た時に、ほんとうにそうだ。たしかに鉄は匂う。と思った。 子供の頃に暮らしていた […]

BEEF HOUSE

これは25年前にニューヨーク州の北部で撮影した写真だ。BEEF HOUSE。なんというストレートな屋号だろう。日本ならさしずめ牛丼屋というところか。 当時こんなロードサイド・フードの店舗建築に興味を持って写真を撮っていた […]

青いインクのpapermateで

文字が印字してある紙切れに愛着を持つことおびただしく、そういうものを捨てられないたちで、旅行中に受け取ったレシートやらメモやらはすべて残してある。それこそドーナツ屋でコーヒー一杯を買ったレシートから、一泊34ドルという宿 […]

数千年かけて地球を3分の2周まわった先のサウナ

この巨大なトラス橋は全長6545mあって、アメリカ西海岸オレゴン州とワシントン州の州境をなすコロンビア川の河口から20キロほど遡った場所に架橋されている。 この橋のオレゴン側にはアストリアという町がある。人口は1万人を下 […]

囁きかける風景

ここ数年、かなり頻繁に静岡方面に給油所巡りに出かけているが、由比と興津の間の国道一号線を走るたびに、なぜかいつも懐かしいような切ないような不思議な感覚がみぞおちのあたりにわき上がる。その区間は薩埵(さった)山が駿河湾に落 […]

美容室建築 [10] BARBER Futaba

GWに四国に行ってきた。給油所めぐりとしては三年半ぶり二度目の訪問となる。最初に行ったときはMobilの給油所だけをひとつひとつ追う旅だったが、二度目の今回は余裕を持って給油所以外のものにもいくらか目を向けることができた […]

昭和石油の日除けテント

「ピクトさんの本」や「100均フリーダム」で知られる内海慶一さんから、昭和時代の雑誌広告を収集したサイトに、昭和石油の富士ハイパワーガソリンの雑誌広告が掲載されているとの情報をいただいた。 http://blogs.ya […]

氷島の記憶

火山噴火がヨーロッパ全体の交通や経済に大きな影響を与えたことで、アイスランドに対する注目が高まっている。噴火の規模の大きさやその被害を伝える鮮明な写真が数多くネットワーク上に掲載され、それを見た多くの人が大自然の威力を知 […]

氷点下で知る人の情

ヨシナガさんという建築家が関西で活動しておられる。もちろん本業の建築家としての仕事も精力的にやっておられるのだが、余力というか路上観察にかける情熱もただものではない。有名な「キョート*ダンメンロシュツ」はその代表的な成果 […]

人見街道マニア [02] 久我山の春

人見街道の久我山近くを走っていると、とつぜん右手にムラサキシジミが止まった。 そのまま次の信号まで走ったのだが、吹き飛ばされそうになりながらも離れない。 安物の革グローブの黄色を、花の色と勘違いしているのか。 左手だけで […]

ハードボイルド・タイムマシーン

仕事でストレスがたまったり、ガソリンスタンド巡りの帰りにひどい渋滞に巻き込まれると、その夜寝る前に大藪春彦の小説に手を伸ばすことがよくある。 大藪春彦のハードボイルド小説は数多くあるが、昭和25年に朝鮮戦争が起こってから […]

壁のイコン

ひさしぶりに本店の特集記事を更新しました。 私にとっては宗教画のように敬虔なものに見えるガソリンスタンド防火壁のペイントを追った記事です。 防火壁のディテールを堪能していただくために、 今月特集号は「いつもより40ピクセ […]