Archives for travel

夢のコラボレーション 美容室建築 [45]+食堂シリーズ [15]

朝からずっと雨が降りしきる中、東京に戻るために山中の国道を小さなバイクで南下していた。交通量は多くないが、ときどき大型のトラックとすれ違うと、三角の壁のような水を頭から浴びせられ、そのたびに体勢をたて直すのに苦労した。 […]

いつも、あとで知る

アイルランドの西南の海上にSchellig Michael(スケリッグ・マイケル)という巨大な岩のような島がある。ほとんど切り立った岩だけで出来ていて、円錐形の島の頂上には6世紀頃に作られた石積みの修道院の跡があるが、も […]

ランドリーを巡った日

しばらく前にロンドンに数日滞在する用事があって、半日ほど時間の余裕ができた。もとより観光名所はどこにも行くつもりがなかったが、ロンドンの市民が普通の生活をしている街並みを見物しに、ただ気のむくままに車を運転してぐるぐると […]

窓のにぎわい – 食料品店建築 [8]

アイルランド共和国はヨーロッパの西辺にあって、20年ほど前まではヨーロッパの最貧国の一つと言われた国である。しかしそこに暮らす人々の表情は屈託なく、訪れる人を暖かく迎え入れ、はじめて訪ねた土地でありながらずっと前から知っ […]

ぽこぽこ、ぎざぎざ

秋は古くて小さな工場を探して旅をするのに最適な季節だ。 工場にもいろんな種類があるが、自分はこういう工場が好きだ。子どもの頃、遊んで帰る道で見上げた夕陽に照らされた工場の屋根の記憶がいまでも強く残っているからだろうか。日 […]

街が語りかける

特別な用事もないのに、ぶらりと静岡市によく足を運ぶ。静岡は街が空洞化していない。中心の繁華街は人で賑わっていて活気がある。そしてその周囲には城下町らしく、かつては商家や職人の家が建ち並んでいたことを思わせる町並みがある。 […]

やるやる予告

もう何年も前のことだが、厳冬期のデンマーク・スウェーデン・フィンランドの三国へ給油所を撮影しに行った。その写真をはやく整理して公開しなければと思いつつ、あっという間に月日が経ってしまった。 やるやると言っておいてやらない […]

アイルランドでパチンコを

用事があって伊豆大島に行ってきた。夜10時に竹芝桟橋を船で出て翌朝6時半に伊豆大島に到着、その日の午後2時半にまた同じ船に乗って夜7時に東京に戻ってきたので、実質的な滞在時間は半日もない。 伊豆大島の人口は8000人。港 […]

紀州の文字職人

すでに店舗としての役目を終えて、シャッターを閉ざしてしまった建物に、しばしば美しい絵画や文字を見つける。給油所巡りの途中にわざと路地やさびれた商店街の中に迷い込んで、そんな建物を探すのが習慣になってしまった。 いずれも和 […]

宍倉友吉

昔、ニューヨークにいた頃の仕事場は、築150年の建物の最上階にある6畳ほどの小部屋だったが、雨漏りがひどくて悩まされた。2日も雨が続けば天井にシミが広がりはじめ、そのうちぽたぽたと垂れてくるので、雨の多い時期には毎日ビニ […]

BEEF HOUSE

これは25年前にニューヨーク州の北部で撮影した写真だ。BEEF HOUSE。なんというストレートな屋号だろう。日本ならさしずめ牛丼屋というところか。 当時こんなロードサイド・フードの店舗建築に興味を持って写真を撮っていた […]

数千年かけて地球を3分の2周まわった先のサウナ

この巨大なトラス橋は全長6545mあって、アメリカ西海岸オレゴン州とワシントン州の州境をなすコロンビア川の河口から20キロほど遡った場所に架橋されている。 この橋のオレゴン側にはアストリアという町がある。人口は1万人を下 […]

囁きかける風景

ここ数年、かなり頻繁に静岡方面に給油所巡りに出かけているが、由比と興津の間の国道一号線を走るたびに、なぜかいつも懐かしいような切ないような不思議な感覚がみぞおちのあたりにわき上がる。その区間は薩埵(さった)山が駿河湾に落 […]

自動車修理工場 [5.5]

旅の文章で「いつかまた訪れてみたい」と結ぶ例はよくあるが、本当に再訪を実現させるという一点においてはかなり自負するところがある。それはリピーターのひとつに過ぎないが、ハワイは毎年行っていますとか、ソウルは毎月のように遊び […]

自動車修理工場 [5]

その名の通り、アイルランドの古い城郭の一角にある自動車修理工場。お城の脇の長屋のような部分が商店や飲食店にテナントとして供されていて、その一番奥の小さな門を利用して修理工場がビジネスをしている。もともとはここから馬が騎士 […]